超時空の夜

作家/ちいさな出版社「世瞬舎」代表 

文フリ広島に出店します+近況報告

 文学フリマ広島に、世瞬舎出店します。来週日曜、4月17日(日)です。

 お近くの方、ぜひ遊びにきてくださいね。

 

seishunsha.amebaownd.com

 

 東京在住なので、当日は朝6時の新幹線に乗って会場入りします。世瞬舎の地方出張はこれで三度目です。静岡(こちらは会場には行けませんでしたが、展示販売のみ)、京都につづいてですね。

 ところで会場入りって言い方かっこいいな。スポーツ選手みたい。

 覗きたいブースなどもひそかにあります。新しい出会いがあるといいな。

 

 広島、実は昔、住んでました。高校卒業してすぐ、就職先が広島だったのです。

 18才~23才ごろの比較的多感な時期を過ごした思い出の地ですが、なにせ友人も少なかったので、こっそりひっそり出店して、あとはこそこそ市内を回って帰ってこようと思ってます。知り合いに会わないことを願います。

 でも、まぁ、それもかれこれ8年近く前のことです。

 

 

 近況報告行きます。

 本の制作は順調に進んでいます。作家さまの原稿や、装丁デザインのようすに向き合う日々です。進行は主にSlackでやっているので、なかなか仕事ぶりをお見せすることはできませんが、作家さま、デザイナーさま、校正会社さま、印刷所さま、みなさま熱意をもってこの本のために取り組んで、技能をふるってくださっています。 

 私もたぶん、そこそこがんばっています。勉強の日々で、いろんな知識とかノウハウを蓄えていってます。というか教えてもらっています。

「ゲラってなんですか」って聞いてたのがつい一か月前ほどと考えると恐ろしいですが、だいぶ書籍制作の流れというものがわかってきました。

 

 Twitterを見て心配してくださっている方がちらほらいるようです。

 独自のルールを課していまして、タイムラインを見てないんです。なので僕のTwitterは自分ひとりだけが存在する謎の宇宙でして、ついついだれも見ていないと思ってひとりごとを発散してしまいます。意外と、見てくださる方がいるようです。

 その節は、ほんとうにすみません。

 

 持病持ちということもあり、なかなか躁うつ傾向が治りません。ついつい悪い方向へ考えてしまい、不安に襲われる日も多々あります。ただ同じほど、この仕事をしていて良かったと思えているのはたしかでして、なんだかんだで今日みたいな天気の良い日は、朝日を浴びてブログを書こうと思える程度には元気です。

 私がいようといまいと世瞬舎の本はきっとこの世に出されるのだから、なんの問題もない。私はただこの本の歯車になればよい。

 などと書くとまた心配されそうですが、いちばん大切なのは本で、それを大切に思っているのはなにより作家さんだということはじゅうぶん理解しています。

 いずれにしろ、毎日100%が楽しい、なんて人はこの世に一握りしかいないはずです。でも、みんな苦しいんだから、と自分を抑えつけるのもちがうような気がします。そんな感じで、自分という器の動かし方に四苦八苦する日々です。

 

 だけどなにより伝えたいのは、自分のやりたい仕事を、好きなようにできている今の日々はほんとうに楽しく、充実している、ということです。不安はたくさんあっても、なんとか。

 

 Twitterなどを見ると(タイムライン見てないって言ってたのにw)、ご自分で選んだ仕事を「楽じゃない」「向き不向きがある」など忠告(?)されている方もよく見ます。

 考え方や仕事の特性のちがいなのでしょうが、たとえば僕は、作家になりたい、出版社をつくってみたい、という人に向けて「この業界楽じゃないぞ」とか「成功できるのは一部の人だけだぞ」とか「自営は休日の概念ないぞ」とかとても言う気にはなれません。ていうか言えるほどがんばってないですし。めちゃめちゃ楽してますし。

 でもたぶん、やりたい人はやれば? 楽しいよ、というアナウンスも、それはそれで無責任というとらえ方もあるのでしょうね。難しいところです。

 いずれにしろ、人のことをとやかく言える余裕はないのですが、ちょっと気になったことなのでメモ代わりに。

 

 という感じでしょうか。

 天気が良いので散歩しながら虫探しでもしてみたいです。この日課が数少ない日常の癒しです。

 みなさまもどうかお元気で、体調に気をつけてやっていきましょうね。