超時空の夜

作家/ちいさな出版社「世瞬舎」代表 

原子心母あとがきその② 蛾の生死

虫が好きなことはこのブログでしょっちゅう、それしか書くことないんかいというほど書いています。特に、蛾が好きです。 『原子心母』では、ヤママユという大型の蛾の幼虫を三人が育てている場面や、要所において蛾が彼らのそばに留まっていたり、飛んでいた…

原子心母あとがきその① 九鬼周造「時間論」と円環状の時間

あとがきをつけるかつけないか。これは作家にとって重要ではありつつもむずがゆい問題である。 本作には実はあとがきをつけてません。さして意味はないのですが、なんとなく恥ずかしいから、あとは物語だけを読んでもらったほうがよいかなと思ったからです。…

神谷京介 新作電子書籍「原子心母」発売のおしらせ

こんにちは。ひさしぶりに新作のおしらせができてうれしいです。 神谷京介の連作短編小説、タイトルは「原子心母」です。 著 神谷京介 表紙絵画 Ringo 電子書籍(Amazon Kindle) Kindle価格 700円(税込み) 発売日:2024年2月12日 今回、Amazonの電子書籍…

2023.11.20

こんにちは。お久しぶりです。また時間が空いてしまいました。 便りのないのは元気の証拠と言いますが、私の場合も半分は当たっています。 ここ最近の心模様を整理するに、強迫観念から抜け出すためにいったんあらゆる仕事から距離を取っていました。 すると…

2023.10.29

夢からヒントを得ることが多いです。場合によってはほとんど答えにもなっているかもしれません。大体において私の人生は、まず直観が先にあり、それを言葉で再現していく試みに近いです。 私は銃で撃たれて倒れた者でした。拳銃ではなく兵士が用いるアサルト…

2023.10.28

インフルエンザいきました。 長男と元妻かかったらしいです。私も微熱あったのでたぶんそうだと思います。 しかし寝て起きたら元気になりました。 最近はタミフルを先生迷わず処方するらしいですね。私の世代には衝撃的なニュースで馴染み深いのですが、今は…

小説家とお金の問題

歴史と現在 今からだいたい7~8年くらい前でしょうか。「好きなことで生きていく」ブームみたいなのがキテました。Youtuberやブロガーといった新職種が注目を集め、それらは絶妙に「こんなんなら俺でもできるかも」的なラインを突いていました。第二新卒的な…

2023.10.24

世の中がキモい。キモ過ぎる。金もキモい。 だれだこんな世の中にしたやつわ。 最近は、というか毎日こんなことを思うのですが、先日も話したように私個人の事情など些事に過ぎないのに、それに右往左往し、うつも再発し、督促に追われ、家賃保証会社からク…

2023.10.22

いつもどおりのあいさつと化していますが、お久しぶりです。 1週間くらい仕事が手につかず、自宅待機していました。またうつ傾向が強くなってきていたようで、これはまずいなぁと思って、本格的になる前に休んでいました。 数日経つと落ち着いてきて、かねて…

2023.10.12

タイトルいつもむだに悩むのでしばらく日付にしてみます。雑な性格なのでたぶんそのうち日付も間違えます。 ちょっと前、一年くらい休みたいみたいなことを書きましたが、今ちょっと半分そうなりかけています。文学フリマ悩んでます。もう支払いしちゃったし…

このごろのこと

こんにちは。急に寒くなってきました。 このごろは思うように仕事がはかどらず困っています。過眠傾向も、なぜかバイトが今月4日しか入ってない(月8日は必ず入ってくださいと言われてたのにそれは上限であって下限ではなかったようで、いいように使われてる…

過眠、物語、強迫観念など

こんにちは。更新のたびにご無沙汰しています。 最近は過眠傾向(というので合ってるのか?)で、しかも夜眠れない……4時近くにようやく寝れて気づいたら午後みたいな感じです。夜勤の影響もあると思います。 ただなんとなくエネルギー不足というか、外に向け…

世の中の本をすべて無料で読めるようにしたいかもしれない

これからは、このような雑感的記事を折にふれて書いていこうかなと思っています。体系的な理論にまとめるまでのあくまでも暫定的な気分の流れというか、聞き流していい話……程度の認識でいてくれると助かります。 今日の記事のテーマはタイトルのとおりです(…

最近考えていること(活動休止について)

※なんか、かなり具体的に書いてしまいましたが、正式な発表ではないです。まだ先のことなので、いろいろ部分整理しながら、みなさまに迷惑をかけない形で進めていきます。あくまでも個人ブログでのぼやきとして捉えてもらえれば幸いです……。 出版活動の休止…

目標の立て方・伝え方

津田沼でPOP UPしたのがまだ一年も経ってないのか。時間の流れは早かったり遅かったり 人間味がない、というよりも人間味の伝え方が下手です。ただこれは翻って長所であるかもしれず、直すというよりはきちんと付き合っていくことなのかもしれません。 目標…

出版社としての夢について

文学フリマ東京 みなさまありがとうございました。 新作の制作着手を皮切りに、多くの新しい出会いが増えてきました。この機会にあらためて、世瞬舎という出版社の夢を書き残しておきます。 最近、何人かの方にお渡しした新作の企画書はとてもがんばってつく…

5/12・5/13 20:30~ だれでも参加のオンライン執筆会 開催します。

みなさま、はかどってますか? 世瞬舎では、最近バーチャルオフィスサービス「Metalife」をよく使っています。 metalife.co.jp Metalife(メタライフ)世瞬舎オフィス案内#MetalifeまずPC席(作業用)一人でもくもくやりたい人は、着席! pic.twitter.com/qa…

マネージャー退職のおしらせ

【おしらせ】 世瞬舎を応援してくださっている方々はご存知かと思いますが、世瞬舎の開設初期からマネージャーとしてずっと活動してくださっていた小川牧乃さん()が、今回退職ということで当社を去ることになりました。 今まで、大変おつかれまでした。あ…

コミュニケーションが自分の課題だと思っている話

最近よく思っていること。 人それぞれ人生において向き合うべき事柄はあるはずですが、私の場合は特にコミュニケーションについて、これを意識的に感じています。 私が自分なりに定義している言葉と、世間一般的に理解されている言葉。そこに大きな隔たりが…

昨日のこと

ひとりごとに近いです('ω') ここ1,2年、はじめましての方と出会うことが多い。必然、自己紹介からはじめることになります。今日は特にまた金融機関の担当者さまであったので、事業の説明をこちらがする、などもありました。 通告された結果と、これから先の…

創作企画「エーテル・ストリート・ストーリーズ」はじまりました

etherstreet.wixsite.com 新しい創作企画です こちら今日からこの↑ ホームページ内で連載いたします。作家二人でつむぐ連載小説集+α。架空の商店街「エーテル・ストリート」を舞台にした物語です。 商店街の店主など、個性的な人物がたくさん出てきます。楽…

ヌマエビ

ベランダで管理しているビオトープには様々な生き物がいる。メダカや巻貝、ザリガニ、ミズムシ、ヤゴ、イトミミズ等。その中でも最近特に活況を示しているのがヌマエビで、彼らを見るのが楽しい。 ヌマエビやサカマキガイは主にデトリタス(食べ残しや死骸、…

世瞬Vol.4納品したぞ。なんか色々すごい。でかい。

予定よりも少し早まったのですが、世瞬Vol.4がこちらに納品されました。 やはり実物を見ると感慨深いです 発売日は3月17日ですが、クラウドファンディングでの先行購入の方などには発売日待たず順次発送していきます! 少しお待ちください。 この作品はなか…

作家・制作陣のご紹介 世瞬Vol.4

昨日は「世瞬Vol.4」発売のお知らせをいたしました。 「小説の楽しみ方」をみなさまと一緒に考える、新しい文芸誌です。 kkamiya-info.hatenablog.com 今日は、制作に関わっていただいた方々の紹介をいたします。 作家紹介 神谷京介 さんkkamiya-info.hatena…

世瞬 Vol.4発売のおしらせ

新作のお知らせです。 ノベルマガジン『世瞬』。2021年から発行をはじめた本誌は、今回「Vol.4」となりました。前作の進化もすごかったですが、さらにさらにすさまじく進化してしまいました。 世瞬 Vol.4 著者:神谷京介、千羽はる、涼雨零音、水町翠、坂城…

(NFTとは?)「IRI-DO -アイリダ‐」NFTプロジェクトがスタートしました

昨日、Discord限定オープンしました。岸正真宙さんの著書「アイリダ」にもとづいたNFTプロジェクトです。 iri-do.com かっこよすぎ。 /Discord is closed!\多くの方にご参加頂き、ありがとうございました!!混雑により一部入れないという方もいらっしゃ…

スクランブル交差点のこと

昨日は渋谷周辺にて『世瞬』内に掲載する写真撮影を行ってきました。おそらく15,000歩くらい(歩数計)と思われ、街で歩いている若者に声をかけて撮影をお願いしたりといったこともあり、挑戦的で楽しい一日でした。 写真家さまは、フィルムカメラの写真がと…

反映

ハロウィンが終わった直後、11月1日あたりからのこのスピード感というか、節操なさには毎年うろたえてしまいます。クリスマス、正月、バレンタインと、さながら、昔の正月特番でよく見た高速餅つき達人の人みたいです。どうやら今年はそれにサッカーも加わっ…

私たちの仕事について

ところで『世瞬 Vol.4』の次あたりに出せるかもしれない2作目の著作は、生命をテーマにした作品となります。これは『未来の言葉』で少し語った歴史軸にもつながっていて、永遠と瞬間のうち、瞬間にあたる物語かもしれません。 ここ数年、生と死の現場に立ち…

出版社のこれまでとこれからのこと

私たちの出版社「世瞬舎」は、みなさまのご支援のおかげをもちまして、開設から2年が経ちました。イベント限定の冊子体なども合わせると刊行点数は10を超え、今でも新作を制作中です。 この2年間、本づくりに関わることができたのはとても幸運なことでした。…