超時空の夜

作家/ちいさな出版社「世瞬舎」代表 

第六話「たったひとつの恋」の話+総括 もしI(もしも世界から「I love you」という言葉が消えたなら)

 

『もしも世界から「I love you」という言葉が消えたなら』、通称もしIは、百瀬七海さん著、全6話の青春恋愛・短編集です。

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↑のオンラインショップから「購入予約」ができます。到着日は、発売日当日の5月26日を予定しています。

 

【目次】

Prologue
第一話「星に願ったロマンス」 
第二話「生徒会長の悪戯な誘惑」 
第三話「愛してキス、恋してきゅん」 
第四話「月夜の下で抱きしめて」 
第五話「いちごミルクレボリューション」
六話「たったひとつの恋」 ▶今日はこちら紹介します

 

 幼なじみの水野汐雪(みずのしゆき)と倉持鉄平(くらもちてっぺい)。

 卒業式が近づく3月。汐雪は、ずっと想いを寄せている哲平に告白することをためらっている様子。というのも、哲平は、自分ではなく姉の雪未(ゆきみ)が好きなのではないかという疑いが晴れないのです。

 そんな中、汐雪は、クラスメイトの田島芳樹(たじまよしき)に「明後日、俺とデートしよう」と誘われます。そして、その場面を見ていた哲平からも「芳樹、いいやつだから」とすすめられます。そのことにショックを受け、涙を流してしまいます。

 

 卒業後は海外への進学が決まっている哲平。このまま、想いを伝えないままで終わっていいのかな? そんな葛藤もありつつ、新たに自分を好きでいてくれる芳樹くんからのアプローチもあり……。

 

 最終話は、おわりとはじまりが交差する3月で、淡々と、静かに進んでいくお話です。

 汐雪、哲平。二人ともけなげで、お互いを想い合っているからこそすれちがってしまうのがもどかしく、なかなかどうして、胸が締め付けられます。

 卒業式当日、いくつもの想い出が詰まった通学路や校舎を見つめる汐雪の目線というか、見ている景色の尊さが、こちらにも伝わって来るかのようです。

 この二人の恋は、どんな結末を迎えるのでしょうか、想いを伝えることはできたのでしょうか。

 

 ぜひ、本を手にとっていただいて、たしかめてくださればと思います。

 

 ◇

 

 さて本日で各話紹介はおわるのですが、あらためてもしIを読み返してみるのは幸せな時間でした。七海さんの紡ぐ言葉は、そのまま汐雪や美月たちに託されていて、ページの一枚一枚に、この子たちの大切な記憶と感情が宿っているかのようです。

 一生忘れられない「I love you」を伝える青春の瞬間と、そこに至るまでのゆれ動く気持ちが収められた、かけがえのない作品になりました。

 

 

 なので、もう一回貼ります(?)(´っ・ω・)っ

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 明後日5月26日より発売。予約販売は今でも受け付けています(今からのご予約でも、関東に近ければギリ発売日当日とどくかもしれません)。

 ぜひぜひ、 #もしI をお迎えくださればと思います。待っています。

 

 制作に関わっていただいた方々の紹介など、まだまだ話は尽きないので、そちらも楽しみにしていてくださいませ。