超時空の夜

作家/ちいさな出版社「世瞬舎」代表 

コミティア141に出店します&近況報告

 9月4日(日)、東京ビッグサイトにて開催の同人誌イベント「コミティア141」に出店いたします。出店は6月以来なので、ちょっと久しぶりになります。

 

seishunsha.amebaownd.com

 

www.comitia.co.jp

 

 実はコミティア初出店なのですが、会場の広さに圧倒された文フリ東京より大きいと思われ、また漫画作品などが中心ということで、またちがった体験ができそうでワクワクしてます。

 お近くの方は、よければ遊びに来てみてくださいね。

 

 

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 季節の移り変わりは早いもので、夏真っ盛りですねと書こうとしたら今日は8月18日。小学生ならちょっとテンション下がりかける時期です。

 私は季節の中で夏がいちばん好きなのですが、こんなにも早く過ぎ去ってしまうものかといつもさみしい思いです。とはいえ、残暑が長いわけですが。

 あと、東京でも最高気温38度みたいな日があったとき、7月だったでしょうか。ちょっと焦りました。というのも、そのころ、まぁ20年ほど前に遡ってみると、私は「蝉取りの京ちゃん」と言われてたのですが、毎日のように近所を周回しては蝉をつかまえて遊んでいたのです。たしか最高記録で20数匹だったと思います。また、友だちと空き地に秘密基地をつくって遊んでいたりもしました。

 体感としては、とても38度の酷暑だったようには思えないのです。涼しいわけではないにせよ。

 便利なもので、今や気象庁のホームページにアクセスすれば高知の20年前の天気や気温も一日ごとに確認できます。なるほどたしかに、31度や32度はあったものの、38度といった酷暑は観測されていなかったようです。

 これだけをもって温暖化などについて語ることはできませんが、素直に考えると、自分の子どもたちの世代がちょっと不憫にも思えます。ただ、本人たちはいたって元気なものですが。このあいだはキリギリスを捕まえて一晩観察しました。人参をガリガリ食べていて、旺盛な食欲にびっくりでもあり、いとおしく思えたのでした。

 

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 私もうインターネットの住人になってかれこれ3年ほど経つのですが、いまだにこうなんというか、なにか書こうとしても書けなくてもどかしいなぁ、などと思うこともあります。もちろん考えすぎなのですが。

 たぶん根が自虐的なところから出発しているので(今はだいぶ明るくなりましたが)、「エア自慢か? これ」みたいなのに敏感なのかもしれません。しかし上手な方はそれが非常に上手なので、なるほどと感心したりもします。

 今が自分にとってかなり理想的な生活をしているだけに、なんとも言えない怖れがあるのかもしれません。

 

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 それにつながる話ではあるのですが、最近メダカを飼いはじめました。

 虫や魚など、いえもっといえばペット全般なのかもしれませんが、本来飼育というものは不自然な行為です。

 たとえば、要するに水槽は水溜まりというか。本来の川のように水が上流から下流へ流れ、それが海に到達し、雨となってまた降り注ぎ、のような循環がありますよね。また、地面ともつながっています。水槽とはそれらが封鎖された人工の空間なわけです。

 もちろん、生命が宿る以上いくらかの循環は起こるのですが、基本的に水はなにもしなければ滞留をつづけます。

 なにが言いたいかと言うと、なにかが起こるにはなにかが動かなければならないということです。

 その水と、そこで懸命に生きるメダカや微生物たちを見ると、ふとそういうことも考えたり、それが私の好きな古事記の冒頭、天地開闢のようすにもつながって、あぁ世界が動くとは、開くとはこういうことか、と合点したりもしました。

 

 む、またなんだかわからなくなってきましたでしょうか。